初めて電子カルテをクラウド化する時のポイント

カルテは診療録の事で、医療においての診療経過などを記録したものです。最近ではそのカルテが電子化されており、パソコン上で記入や編集ができるようになっています。データベースへの記録もする為、カルテ管理が簡略化できる事がメリットになっています。カルテは5年間の保存が義務づけられている為、紙のカルテだと膨大な量になってしまいます。それが電子化されれば保管も楽になりますし、検索も用意に行なえます。紛失の心配もなくなりますが、データ管理の為長期間経過した時にデータの劣化や破損が起こらないとも言えません。他のメリットとしては、手書きではないので誰が見てもわかりやすいという点と、院内のサーバーにデータベースを置く事によって院内のどの端末からも呼び出す事も可能になります。クラウドシステムを導入すれば、バックアップもしっかりとできます。

クラウドの電子カルテのデメリットについて

では次に、紙のカルテと比べた時のデメリットをご紹介します。まずは医師や看護師などが新たに端末操作を覚える必要があるという事です。しかしこれは最初の一時的なものであり、慣れてしまえば業務効率は向上していきます。次にパソコンやインターネットを使用する為、ネットワークの断絶が起こるとシステム全体がダウンしてしまう可能性があるという事と、コンピュータウイルスによる感染や不正アクセスなどによる情報漏洩が危惧されます。これらはセキュリティーの強化を必要とします。また、盗難に遭遇した場合、短時間で大量のデータが盗まれてしまいます。停電時に使えなくなる可能性もあります。最後に、金額面の負担が大きい事が、電子カルテがなかなか普及しないひとつの要因でもあります。次にクラウド型を見ていきましょう。

電子カルテのクラウド化について

クラウド型の電子カルテとは、インターネット回線を通して管理されるものです。通常の電子カルテのデータは院内に保管されています。しかしクラウド型の場合は、サービス提供を行なっているデータセンター内部で保管されます。つまり、何処からでも電子カルテを利用できるという事です。院内にデータが無い為、セキュリティは強くなっています。サーバーのバックアップや更新作業などから解放される為、医療機関にとっては大きなメリットとなります。メーカーにもよりますが、院外では使えなくする設定もできるので、臨機応変に対応できます。また、院内であっても院外であっても、入力されたものは瞬時に反映される為、タイムラグが無い事も大きなメリットです。これによりスムーズな診療が行なえます。電子カルテを選ぶポイントですが、三原則である見読性、真正性、保存性を満たしている事が第一条件です。

2018年6月25日